|
  
初めて日本文化に触れた時からおよそ30年も経った今、私はその美しさ・奥の深さ・繊細さにますます心引かれ、改めて日本文化を愛する思いを募らせています。3年間アメリカと日本との往復を繰り返している中で、京都の田舎にある我
が家と工房の自然に溶け込んだ環境の大切さと自分の仕事への影響力の強さを再認識しています。自然を構成する天地木火土金水から自分なりの目線で伝
統を踏まえた上での独自なスタイルの茶陶作りに打ち込んできました。
この展覧会では、これまで取り組んできました様々な釉薬での作品に加えて、ア
メリカの材料と窯で焼成された新作を発表します。横浜b島屋での4回目の個展になります。「利茶土の焼物の世界」でぜひ一碗のお茶を共にし、楽しんでいた
だけますよう心からお待ち申し上げております。 最後に、これまで厳しく優しく見守り、揺るぎないご支援ご指導を賜りました鵬雲斎千玄室大宗匠に心から感謝の意を表します。
平成15年 秋 2003年11月 利茶土ミルグリム
ごあいさつ
2003年図録 このたび横浜島屋では、利茶土ミルグリム先生の茶陶展を開催させていただく
運びとなりました。先生は昭和52年に初来日され日本全国の窯を廻りながら言語・建築・庭園を研修し、同54年にニューヨークで裏千家鵬雲斎千玄室大宗匠ご
夫妻とのご縁を頂戴し、茶の湯の文化を通じて、陶技から精神面までご指導を賜ってこられました。
以後各地の窯元で修業を重ね、昭和60年に京都府下に築窯、鵬雲斎千玄室大
宗匠様より「利茶土窯」という窯名を拝受され現在まで個展を中心にご活躍されておられます。本展ではお茶の心を旨とし、日々研鑽を重ね清新な感覚を盛り
込んだ作品、茶碗、水指、茶入、茶器、花入を中心に力作100余点を一堂に展観させていただきます。何卒ご清鑑賜りますようご案内申しあげます。
平成15年 秋 横浜高島屋 美術部
|